前歯1本の
インプラント治療
High-quality Implant Treatment
インプラント治療
前歯は「食べる」ということはもちろん、「笑う」という人とのコミュニケーションで不可欠な機能を担っています。前歯1本失ってしまった、あるいは前歯を抜かなくてはいけなくなってしまった時の一連の治療の流れをご説明いたします。
01.症例紹介
症例1
A様(38歳 女性)
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Before
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Before
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After
・治療内容 | 左上1番インプラント治療 右上1・2 番根面被覆 |
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費用等に関する総額費用 | 731,500円 <治療費内訳> インプラント検査:22,000円 インプラント埋入手術:275,000円 インプラント仮歯:55,000円 インプラント上部構造:165,000円 骨再生誘導( GBR )法:66,000円 骨補填剤:16,500円 コラーゲン膜:22,000円 根面被覆術:55,000円 |
治療期間 | 約6ヶ月 |
治療等の主なリスク | 特になし |
副作用に関する事項 | 術後の痛みと腫れと内出血が出る可能性があります。 |
■担当医からのコメント
右上前歯が歯根破折のため抜歯と診断されて、インプラントの相談で来院された患者さんです。
歯根破折の前歯についてはインプラントによる修復を、右上のご自分の前歯には歯肉退縮が見られましたので、根面被覆術をご提案いたしました。右上の前歯は抜歯から1ヶ月後に、骨再生誘導(GBR)法と同時にインプラント埋入を行いました。インプラントの部分が仮歯になった段階で根面被覆術を2回行い、歯肉退縮していた部分に口蓋から採取した結合組織を移植し、露出した根面を被覆しています。
その後インプラントの部分は色や形について患者さんが納得いくまで何度でも調整を行い、審美治療において日本トップクラスの技術を誇る職人の技工士によるジルコニアクラウンによって修復しました。
02.治療法の
比較とメリット
前歯1本を失ってしまった時の治療法として4つの選択肢がございます。
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インプラント
歯がない部分の顎の骨にチタン製のネジを埋め込み、その上に歯をネジやセメントで固定する方法。取り外しは不要です。 -
ブリッジ
歯がない左右の歯を削り3本分の歯を前後の2本で支える方法。取り外しは不要です。 -
接着性ブリッジ
左右の歯を少しだけ削り、接着材でセラミックの歯を装着する方法。 取り外しは不要です。ただし、咬み合わせによって適応外になるケースもございます。
インプラント | ブリッジ | 接着性ブリッジ | |
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費用 | レントゲンなど検査から保険適用外 | 保険適用あり(金属) セラミックの場合は保険適用外 |
保険適用外 |
治療期間 | 約2〜3ヶ月 | 約1〜2ヶ月 | 約1〜2ヶ月 |
手術 | 必要 | 不要 | 不要 |
異物感 | なし | なし | なし |
他の歯に対する処置 | 削らない | たくさん削る | 少し削る |
03.治療の流れ
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抜歯
むし歯・歯周病・歯根破折などの理由によって抜歯を行います。 -
1ヶ月
抜歯した部位の歯茎が回復するまで待ちます。 -
インプラント
埋入手術CTなど各種検査後、治療計画についてインフォームドコンセントを行い、インプラントの埋め込みの手術を行います。 -
2週間
手術した部位の粘膜が治癒するのを待ちます。 -
抜糸
縫合した部分の抜糸をおこないます。 -
3ヶ月
インプラントと骨がしっかりと結合するまで経過観察を行います。 -
口腔内スキャン
(型取り)口腔内スキャナを利用することによって患者さまに不快感を与えることなく型取りを行います。 -
1週間後
仮歯の装着を行います。
仮歯によって理想的な歯の形態に近づけていきます。 -
数ヶ月後
仮歯の形態や噛み合わせにご満足していただけた段階で、口腔内スキャナによって最終的な型取りを行います。 -
2週間後
セラミッククラウンの装着を行います。 -
メンテナンス
インプラントの患者さまには、3ヶ月に1度のメンテナンスを推奨しております。
04.治療のリスク
審美的なトラブル
前歯のインプラント治療のリスクはなんといっても見た目の問題です。 インプラント治療が未熟な歯科医師が前歯のインプラント治療を行い、審美的なトラブルに発展しているケースが多く見受けられます。 インプラント治療によって見た目を限りなく自分の元の歯と同じように修復するための絶対条件として以下の条件が挙げられます。
- ・インプラントを良好なポジションに埋め込むこと
- ・適切な骨造成をおこなうこと
これを実現するためには、
入念なプランニングと熟練した外科技術が必要不可欠となります。
前歯のインプラント治療のほとんどの症例で
骨造成(不足した骨を人工の骨で補填すること)が必要となります。
また、前歯のインプラント治療のほとんどの症例で骨造成(不足した骨を人工の骨で補填すること)が必要となります。
人工の骨は生体親和性が非常に高い(人体とのなじみが非常に良い)のですが、あくまで異物であるため、術後感染のリスクが存在します。
そのため、手術前にお口の中の環境を整え清潔な状態にしておく必要があり、手術環境においても滅菌に配慮し無菌的な環境で行うことが不可欠となります。
05.手術について
- Q.手術は入院など必要ですか?
- 日帰り手術となりますので、入院などは必要ありません。
静脈内鎮静法を行う場合には少し休んで頂いてからお帰りいただきます。 - Q.手術時間はどのくらいですか?
- 1本のインプラントであれば45分〜60分程度で終了します。
- Q.手術が怖いです
- 手術は局所麻酔で行いますので、術中に痛みを感じることは基本的にはありませんがもし、どうしても怖いと言う方には、静脈内鎮静法をお勧めしております。 全身麻酔ではありませんが、少しぼーっとした状態になりとてもリラックスした状態で手術中お過ごしいただくことが可能です。
- Q.術後、痛みや腫れはありますか?
- 歯ぐきを切開し、骨に穴を開ける手術となりますので、痛みは当日・翌日がピーク、遅れて術後2〜3日後に腫れることがあります。
痛みに関しては、痛み止めを飲んでも効かないという痛みではありません。骨造成をおこなった場合は、鼻の下まで腫れたり場合によっては内出血のような青アザができたりするケースがございますが、通常、5~7日後くらいから腫れや痛みは引いていきます。ただし、内出血は1〜2週間消えないことがあるため、人前に出たり旅行に行ったりという予定は可能な限り入れないことをお勧めしたします。 - Q.術後の注意事項はありますか?
- 手術当日は、お酒・運動・お風呂につかる(シャワーは可)など血の巡りがよくなるような行動は控えていただくようお願いいたします。
翌日からは普段通りの生活をしていただいて構いませんが、あまり激しい運動などは2〜3日控えた方が良いでしょう。
手術をした部位ではものを強く噛んだり、歯磨きはお控えください。 - Q.術後の予定を教えてください。
- 当院では、鎮痛剤と抗生剤と一緒にうがい薬もお出ししておりますので、翌日に消毒などで来院して頂く必要はございません。
2週間後を目安に抜糸で来院していただきます。その後はインプラントと骨が結合するまで待つだけとなりますので、その次の来院は1ヶ月半後に上部構造(歯の部分)のための型取りまで来院して頂く必要はございません。
06.治療期間
インプラントの手術から約4ヶ月(抜歯から計算すると約5ヶ月)
07.費用例
埋入手術 | 352,000円/本 (術前後のCT撮影・分析・術前のクリーニング・術後の薬剤などが含まれます) |
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骨造成(GBR) | 143,000円 |
仮歯 | 55,000円 |
上部構造(フルジルコニアクラウン) | 176,000円 |
合計 | 726,000円 |
※上記とは別途、再診料が毎回かかります
※非常に骨の条件が良い場合は、GBR(骨造成)が不要となることもあります
※上記費用には骨補填材およびメンブレンの材料代が含まれます
08.付加的な治療オプションと費用
1.骨が著しく不足している場合 ブロック骨移植 | 352,000円 |
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2.歯ぐきが著しく不足している場合 軟組織造成(CTG) | 55,000円 |
09.恵比寿マルオ歯科のインプラント治療の特徴
- 最新の歯科用CTを導入することで、最低限の被曝でレントゲン検査を受けていただくことができます。
- 全ての手術に対して最新のシミュレーションソフトを用いてインプラント手術計画を立案することにより、安心かつ安全な手術を行うことを保証いたします。
- インプラント専門医による丁寧なヒアリング・治療計画に加え、インプラント治療専門医として難症例に取り組んできた豊富な経験を生かし、迅速かつ正確な手術を行うことにより、患者さまの手術に対する不安を最小限に抑え、最新のエビデンス(医学的根拠)に基づいて治療をおこなっていくため、他院よりも治療期間を短縮しておこなうことが可能となっております。
また、最新の口腔内スキャナを取りいれることにより、インプラント治療特有の不快な型取りを行わずに治療を受けていただくことが可能です。 - インプラント治療において金属を使用する部分を最小限に抑え、金属アレルギーや金属の腐食による身体への悪影響のリスクを限りなくゼロにすることを心がけております。
- 技工所と提携することで、見た目だけでなく機能にも必ずご満足していただくことができるセラミック上部構造を提供しております。